道路の路肩に生コン車が止まってること、よくありませんか?
ただただ止まってることや、何か運転手さんがホース持って洗ってることもあります。
片側2車線道路の1車線を塞いで困っちゃうこともありますね。。
恐らく、みなさんが考えるよりも多くのコンクリート(セメント系)構造物が世の中を造っています。
住宅の基礎や柱、壁などの躯体、橋や壁、擁壁などの土留め、土間コンクリートなどの駐車場やたたきなどの地盤面、U字溝や桝などの排水溝、トンネルやダムなど、数えれば切が無いほどに、世の中、コンクリートが使われています。
生コンを構成する要素はとってもシンプル。
セメントと砂と水と砂利(砕石)。これらを練り合わせると時間とともに硬化が始まります。
数時間のうちに固まってしまうと、元には戻りません。
だから、生コンを混ぜ合わせるプラントは、各地に点在しています。
プラントが無い地域では家を建てるのも大変です。
生コン車のことをミキサー車と呼ぶけれど、それは、移動しながら、生コンを混ぜる(ミックス)必要があるから。
先ほどの、路上でミキサーを洗うのにも意味があって、固まって取れなくなる前に、綺麗に掃除しているのです。
毎日、走って、生コンを出荷する生コン屋さん。
生活をハード面から支えます。
生コンはプラント同士が組合を構成して、価格面などの秩序を守っています。
組合の影響が強いので、生コンの価格は地域によって違うようです。
名古屋は、比較的低価格で供給されていましたが、ここ数年で徐々に値段が上がってきました。
名古屋駅前開発や、リニア中央新幹線、ラグビーワールドカップ、東京オリンピックと、
生コンの需要はまだまだ安定しそうですが、今後の生コンの価格にも少なからず影響がありそうです。